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ブルーブレイカー〜剣より微笑みを〜

NECホームエレクトロニクス/HuneX FXNHE622 恋愛RPG
一押し:(今のところ)ターナ
 「だれにも負けない 君を守りたい FX完全オリジナル恋愛RPG」というキャッチで鳴り物入りで登場した「ときメモの」立石流牙氏プロデュースのゲームです。
 PS、SSといった同時期に発売されたゲーム機が3Dを発展させていく中、もくもくと2D表現にこだわりつづけたFXだけあって、アニメーション、ドットキャラなど素晴らしい出来です。
 ゲーム内容も、RPGとして二転三転する展開、恋愛ものとして各キャラの個性やイベント、それぞれがうまく融合していてお気に入りの娘が「本当にヒロイン」になるところがいいです。
 ただ、恋愛ものとして何度もプレイするには20時間ものプレイ時間は辛いです。複数回プレイしたプレイヤーへの救済アイテムや、新イベントなどもありますが、それでもオンリープレイで全員攻略するには辛いです。ここは、パソコンゲームの「ハーレムブレード」のように割り切ったプレイボーナスがあってもよかったのでは(ハーレムブレードでは1度クリアすると2度目は1度目が終了した時点のレベルからスタートします。他にも手で移動しなくてよくなる救済イベントもあり)。
 そんなこんなで、実は「ターナ」でしかクリアしていません。それも、一度花嫁が見つけられなかったエンディングを見た途中データからの再開で、です。マヤとかサージュとか、気になるキャラは他にいっぱいいるんですが、前述のとおり、プレイ時間の壁が私をはばんでいます。

 テーマ曲「笑顔の約束」はとても素敵な曲です。CDが出て欲しいと切に願っているのですが、NECHEのホームページによると、CDを出す予定はないそうで。残念……
 ちなみに、最初に引用したキャッチコピーの「だれにも負けない 君を守りたい」という部分はこの「笑顔の約束」の歌詞の一部です。


ファイアーウーマン纏組

徳間書店インターメディア FXNHE634 RPG風恋愛格闘シュミレーション
一押し:此花穂乃果
 ジャンルは帯に書かれていたものをそのまま書いてます。間違いなく「シュミレーション」と書いてあります。
 まあ、それは置いておいて(笑)。

 何だか良くわからないジャンルですが、要するに1年間の学園生活の雰囲気を楽しむゲームと言ったほうがしっくりくるでしょうか。個人的には、「女神天国2」のシステムに「ときメモ」のシナリオを載せて+αしたようなゲームと感じました。
 開発は、「ブルーブレイカー」と同じくヒューネックスが担当していますので、アニメーション/ドット絵とも高いクオリティを保っています。
 恋愛ものとしての難易度は、ろくに情報を持たずにプレイした私が全14名(詳しくは13人+1組)中11人から告白されたという風に、非常に優しくなっています。「ブルーブレイカー」の難易度を反省したのでしょうか。

 このゲームは「学園生活」の楽しさと「戦闘」の楽しさが気に入りました。
 「学園生活」は、大体毎週1回校内を1周すれば良いのですが、そこには沢山の生徒がいて、それぞれが1年間の学園生活を送っています。途中で性格が変わったり、いなくなったりしないのです。「あ、こいつ面白いな」と思ったらそいつの1年間の行動(というか言動)をチェックすることも楽しいのです。
 「戦闘」は、パッドのボタン一つに一つの技を割り当て、制限時間内に4つのメニューを組み立てるというシステムですが、コレがなかなかどうして深い。うまくつなげると格闘ゲームのようにコンボ数をカウントしてくれます。私は、「手刀・ジャンプアッパー・ジャンプアッパー・鉄山靠」のコンボがお気に入りです。ダメージは多くないですが。

 個人的には、PC-FXは「纏組」と「ブルーブレイカー」でもとが取れたと思ってます。
 最近は、PC-FXGAが破格で売られてますので、これらの為に買ってみてもいいかもしれませんね。


チップちゃんキィーック!

NECホームエレクトロニクス/CUSTOM FXNHE626 アクション
一押し:チャップ
 バブルボブルに似たアクションゲームです。チップちゃんとチャップちゃんが女神アリーナに代わって魔王ワルビットを倒しに行くというストーリーです。本当はそんな単純じゃないのですが、要約するとそんな所です。
 10ラウンド1ステージで、全6ステージの構成となってます。各ステージの10ラウンドには、そのステージのボスキャラがいて激しい攻撃をしてきます。
 チップちゃん/チャップちゃんは、「もーさぽー」という武器を持っており、コレを敵に投げ付けると敵が気絶してそれをキィーック(チャップちゃんの場合、パァーンチ)する事で倒す事が出来ます。この時吹っ飛んだ敵キャラに他の敵キャラが当るとその敵キャラも倒す事が出来、得点も高くなります。そして、この倒し方をした時のみ、パワーアップアイテムやボーナスアイテムが出現します。

 ちょっとキャラが大きめで、敵の動きが早いので慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、9クレジットコンティニューに、結構頻繁に出る1UPアイテムのおかげで頑張ればクリア出来るでしょう。難易度によるエンディングの違いなども一切ないらしいので、ノーマルでどうしても駄目だと思った人はイージーにしてプレイするのも良いかと思います。

 主人公チップちゃん(CV本多智恵子)は、元気いっぱいでパンツ見せまくり(笑)の女の子です。アリーナの魔法で猫耳と尻尾がついてます。チップちゃんのお友達チャップちゃん(CVこおろぎさとみ)は、1人称が「ボク」なのにとても気弱な女の子で、アリーナの魔法でタヌキ耳とタヌキ尻尾がついてます。私は可愛いと思うのですが、本人はお気に召してないようです。その他、ワルビットの手下の女の子たちも、柳ひろひこのデザインでとても可愛く描かれているのですが、いまいち出番も少なくもったいないです。
 PC-FXのゲームですが動画を使用しているのはオープニングアニメだけで、ステージ開始前のデモはPCエンジン時代を彷彿させる紙芝居がたになってます。

 昔は結構あったこういう1ステージ完結型のアクションゲームですが、最近ではアーケードはおろかコンシューマゲーム機でも見かけることはほとんどありません。昔、そういうゲームにはまった人なら一度プレイしてみては?

続初恋物語〜修学旅行〜

徳間書店インターメディア FXNHE629 初恋育成シミュレーション
一押し:高瀬祐花
 同級生/ときめきメモリアルから派生した恋愛シミュレーションというジャンルの中でも独特の切り口を持ったゲームです。
 まずプレイし始めて、「初恋の対象となる女の子」を決定しなければならないのです。最初に決めるということは当然、途中で他の女の娘にちょっかいを出すことは出来ません。修学旅行という長いようで短い期間のみのプレイになっている所も特殊です。最近のゲームは「自由度が高い」ことをウリにすることが多いですが、その考えとは全く相反しています。
 ただ、ゲームとしては行動を制限すればするほど、思いどおりのストーリーを歩ませることが出来るわけですから、シナリオの出来さえ良ければ快適なシステムであるといえます。

 初期状態では、小学生編・中学生編・高校生編のそれぞれ3人ずつのヒロインを「初恋の対象」として選ぶことが出来ます。「初恋の対象」としては他に大学生時代の「ミュリアル早坂」と各時代の「高瀬祐花」がいますが、これらのヒロインを選択するには条件があります。各時代の高瀬祐花は、その時代の他のヒロインすべてとの初恋を実らせることで選択することができるようになります。大学生時代は、それ以前のすべての時代の初恋を実らせると選択することができるようになります。
 ゲーム中は、30分単位で行動が指定できます。もちろん、主人公は修学旅行の途中なのですから行動が変更できない時間帯も多いです。選択したヒロインによってはなかなかあえないこともあります。それらをうまくやりくりして、自らを鍛えヒロイン達との絆を深めていき、最後に告白をしてエンディングを迎えることになります。

 ゲームとしては非常にシンプルで、プログラムとしてみると「こんな状態で発売していいのか?」と思えるくらいバグバグなのですが、シナリオがうまいです。欠点全てを補っているといっても過言ではありません。
 ヒロインそれぞれのキャラクターも人数の割にはちゃんと書き分けられていて好感が持てるのですが、なによりずっとそばで主人公をフォローし続けている祐花のけなげさに心が揺さぶられます。成長していくにしたがって、段々と募る思い、それを隠して主人公の「初恋」の為につくす祐花。主人公の告白が終わったあと、思わずもらす本音。祐花以外のどのヒロインを対象にプレイしていても、祐花の最後の方の言動が痛々しくて切なくなってしまいます。
 逆に祐花をヒロインに選んだ時は、幸せ爆発といった感じで、それも時代が進む毎に見ていて恥ずかしい度合が増えていきます(笑)。

 このゲームでもったいないと思えるのは、祐花以外のヒロイン達です。ちゃんと、それなりの背景を持っていてみんな「ヒロイン」の看板をしょって立てるだけのキャラではあるのですが、全時代通して登場しすべてのシナリオでプレイヤーに印象づけられる祐花のために「祐花との初恋を実らせる為の障害」にしかなっていないのです。
 逆に言うと、祐花が気に入った方なら他のどんなゲームより「切なく」「ハートフル」な「トゥルーラブ」を楽しむことができるでしょう。なぜなら、このゲームは誰を「初恋の対象」としてプレイしていても「祐花の『初恋物語』」なのですから。

 一応、全員(全時代)の初恋を実らせました。
 最後の方は、前述した通り「祐花との初恋を実らせる為」に「クリアできればいいや」と言った考えでプレイしてしまいました。まだ、祐花との、このゲームのベストエンディングを見ていないので、それを見る為にもう少しプレイを続けたいと思います。
 ちなみに、1回のプレイ時間は3時間程度です。プレイ回数を考えると、3×14で42時間もかかるんですね。まあ、3時間単位で明確にプレイを区切れるので苦痛ではなかったですが。

となりのプリンセス ロルフィー

NECホームエレクトロニクス FXNHE741 魔法少女コメディゲーム
一押し:ロルフィー
 PC-FXのマスコットキャラ、ロルフィーを主人公にしたアドベンチャーゲームです。もともとは育成シミュレーションとして開発されていたゲームで、ところどころその痕跡が伺えます。

 「ロルフィーは魔法の国のプリンセス。立派なプリンセスになる為に、魔法のない世界に修行に行くことになりました。まだ幼い彼女をたった一人で違う世界に行かせるのは心配だという事で、3人の姉達も同行する事になりました。でも、本当はそれ以外の目的があるのです。それは……」といったストーリーから始まります。路線としては、女の子向けアニメとしての「魔法少女もの」ではなく、男の子向けアニメとしての「魔法少女もの」ですね。要するに世界を平和にする為に「魔法を使って人を幸せにする」のではなく「悪い奴を魔法でやっつける」というタイプです。
 ロルフィーの姉達は、長女のマーメイド・プリステラ、次女のヴァンパイア・ヴェルニカ、三女のワーパンサー・リオンと、みんな種族が違っていてそれぞれ解りやすい個性をしています。他の登場人物は、隣に住んでいる格好いい年上の男の子、お嬢様育ちの先輩、隣の席の明るい女の子、教育熱心な先生等など、解りやすい設定となっています。

 基本的にゲームは「起床」「登校」「学校」「放課後」「帰宅」「就寝」という一日をトレースします。この内プレイヤーが操作できるのは、放課後にどこに行くかを選択できるだけです。ここで選んだ移動先によってパラメタが上がったり、人に会ってイベントが起ったりします。パラメタという言葉が出てきましたが、基本的にこのゲームではパラメタは参照できるもののプレイ中に気にするほどのものではないようです。学力などのパラメタは故意に上げようとすると、イベントを起こす事を放棄しなければならないですし、最も重要な各登場人物との密接度は、各キャラごとのもっとも大きなイベントをクリアする事で最大近くまで跳ね上がります。ちなみに、ゲーム進行に重要でない為か、マニュアルにパラメタに関する記述は一切ありません。

 オープニングアニメーションは、ロルフィー役の大野まりなの歌に合わせてきっちり同期を取っていて、なかなか見応えがあります。普段使われているCGは、うまく補間がかかっているのか線がかなり細かくて綺麗です。ただ、一部色合いがおかしくなっている点からCGを書いたのではなくセルを書いてそれを取り込んだものだと思われます。まあ、手段はともかく綺麗だから良いんですけど。

 前述したように、1日を進める為にはたくさんのステップがあるのですが、各ステップごとにボタン入力待ちがあります。十字ボタンの操作が必要になるのは、ほんの一部ですから自然とボタンを連射しながらプレイするようになるのですが、CGの切り換えが少し遅いのでストレスがたまります。さらに、Iボタンを連射していると、不意に発生した選択肢をいきなり決定してしまう事もあって、ますますストレスがたまります。IVボタンなら選択肢は選択せずにメッセージだけ送れるのですが、このボタンはIボタンと違って音声をスキップするので連射すると音声が聞けないのですね。

 マニュアルには記載がないのですが、ロルフィーの修行は9/1から12/31までです。ここまでプレイすると自動的にエンディングに突入します。エンディングは基本的に3種類あり、ロルフィーのそれまでの活躍によって変化します。エンディングの後、各キャラクタ達のその後が語られます。こちらはどうやらロルフィーとの最終的な密接度とイベントの進行度によって内容が変化するようです。

 ここまで読んでもらえるとわかると思いますが、このゲームをプレイするには結構根気が必要です。プレイ時間は1回8時間程度でしょうか。ロルフィーが好きな人へのファンアイテムとしては悪くないと思いますが、それ以外の人にはちょっとお薦めできないです。最初に書いたように、このゲームは開発中に育成シミュレーションからアドベンチャーへジャンルが変更されたのですが、変更したのなら徹底的に「育成シミュレーション」の痕跡を消して欲しかったです。余計なボタン送りとかがなければそれだけで随分印象は違ったと思います。

 一押しはロルフィーになっていますが、実はヴァンパイアのヴェルニカもお気に入りです。ヴァンパイアという種族のせいか妖しいイベントが幾つかあります。ロルフィーに血を分けてもらうイベントとか、すごく妖しくて良いです(笑)。

こみっくろ〜ど

NECホームエレクトロニクス FXNHE743 育成シミュレーション
一押し:主人公
 ぶるまほげろーさん原画の育成シミュレーションゲームです。このゲームでは、プレイヤーは漫画家を目指して上京した一人の女の子となります。コミックの執筆やアルバイトして自分を成長させ、最終的に漫画家として成功する事が目的となります。

 主人公「岡村かなえ(名前変更可能)」が、親友「吉田まゆみ」との約束を果たす為、下町のアパート「胡桃荘」に引っ越してくる所から物語は始まります。ここで、ヒロインはアルバイトして日々の生活費を稼ぎながら漫画を執筆し、アパートの住民達とコミュニケーションを取りながら成長していきます。途中、ライバル「無縁坂桜子」との対決があったり、恋があったりします。

 システムは、オーソドックスな育成シミュレーションです。まず月の始めに1ヶ月のスケジュールを決めます。漫画を描く日、アルバイトする日、出版社に持ち込みする日、休む日などを設定します。スケジュールは、休みの日にはいつでも変更する事が出来ます。
 パラメタは、アイテムとアルバイトによって上下します。ただ、パラメタがいくら上がっても漫画を描かないと何の成果も上がりません。漫画は、アイデアのストックがあり、これを一つずつ描いていく事になります。アルバイトや一部のイベント時にときどき新しいアイデアを思い付く事があります。漫画を一つ仕上げるのに、パラメタにもよりますが、10日〜20日程度かかります。これは実際に取り掛かってみないとわからないので、注意が必要です。なお、制作に取り掛かった段階でその作品にかかる材料費が必要になります。漫画が仕上がると、手直しをする事が出来ます。これによって、昔に完成させた漫画を、今の自分の実力に合わせる事が出来ます。そうやって、完全に完成した漫画は、出版社に持ち込んだり同人誌即売会で売ったりする事が出来ます。
 アルバイトはあらかじめバイト情報誌で調べておかないと、雇ってもらえません。アルバイトの種類は、自分で選ぶ事は出来ません。アルバイトによっては、あるイベントを見た後でないとできないものもあります。
 同人誌即売会にも参加できます。これも漫画情報誌を買ってイベントの情報を手に入れておかなければなりません。同人誌即売会には、完成している原稿があればサークル側として、なければ一般側で参加できます。もちろん、売り上げは実力に比例しますので、実力がないあいだは参加しないほうがいいでしょう。逆に実力が付いてからだと、結構なお金が一気に手に入りますので、仕上げ済みの原稿がたくさんある場合などはお薦めです。

 このゲームで面白いのは、一人暮らしの生活費のやりくりの厳しさを体験できる点でしょうか。ヒロインの生活費は無駄遣いしなくても、月に家賃などを含めて10万円近くかかります。これをアルバイトで工面しようと思うと、週に4日程度は働かないといけないのですが、漫画描きをおろそかにするとすぐにしっぺ返しを食らいます。かといって、休みもなく、漫画を描きアルバイトをしていると、体調を壊してしまい、アルバイトで失敗をしてしまいます。この辺のバランスが結構シビアで、賃金の高いアルバイトなどを上手く利用していかないとお金が足りなくなってしまいます。もちろん、賃金が高いアルバイトはデメリットが大きかったりするのですが。なお、家賃は3ヶ月まで滞納させてもらえますが、3ヶ月滞納したうえで翌月の家賃が払えなくなるとゲームオーバーになってしまいますので注意しましょう。

 動画の動きは少ないですが、アイテムを使った時のキャラクタアニメーションなどは、結構多いですし、毎年起こる強制イベントのムービーも年によってセリフだけは差し替えてあったりと、こだわりが感じられます。
 ただ、スケジュール管理や、パラメタ参照などのシステムの作りに不満を感じる所はありました。良く参照する、疲労度がパラメタの2ページ目に置かれていて、ページをめくらないと確認できないとか、一度削除したアルバイトをスケジューラを閉じてもう一度開いた後に元に戻せないこととか、アイデア段階の話のジャンルが確認できないことなど。もう少しプレイアビリティが高ければ良かったのですが。

 ゲーム期間は(マニュアルには載っていませんが)3年間で、ここまででどれだけ有名になれるかが勝負です。途中で、短いムービーによるイベントがいろいろ挿入されますが、結構淡々と進んでいきます。
 ですが、私はかなり楽しんでプレイできました。「不自然じゃない不自由さ」が適度なバランスで盛り込まれている為です。前述した「一人暮らしの生活費のやりくり」が、とても楽しかったです。その赤貧の生活の中、少しずつ描いた漫画が初めて雑誌に掲載された時は、ディスプレイの前で思わずガッツポーズしてしまいました。
 このゲームのジャンルは「育成シミュレーション」となっていますが、「一人暮らし生活シミュレーション」となっていても違和感はないのではないでしょうか。

 1回のプレイ時間は少し長くて、10時間強くらいです。ただ、生活費のやりくりがシビアだったせいか、だれることなく最後まで遊ぶ事が出来ました。
 一応、私の少女漫画家志望の「白鳥由里(ペンネーム:白鳥ゆり)」ちゃんは、「花とりゅう」の新人賞に5回ほど入選したあと、雑誌連載していた漫画が劇場アニメ化されて、大成功しました。

ファーストKiss☆物語

NECホームエレクトロニクス/HuneX FXNHX801 恋愛アドベンチャー
一押し:杉崎由希子
 ゲーム関連のコミック誌などで活躍しておられる水上広樹さんを原画に起用した恋愛アドベンチャーです。このゲームも、最近の流行なのか冒頭から女の子との同居生活が始まります。

 高校の卒業まであと1ヶ月、突然主人公の家族は引っ越しをせねばならなくなります。ただ、主人公だけは高校卒業間近と言う事で、父の古い知り合いの家に居候させてもらって、残りの学園生活を過ごす事になります。居候先の織倉家へ向かった主人公は、女性3人だけという予想外の家族構成に驚きます。しかも、娘の一人香奈とは最悪の出会いを果たしてしまいます。さて、残り1ヶ月の高校生活で主人公はどんな体験をするでしょうか。

 システムは非常にオーソドックスなもので特筆すべき事はありません。
 基本的にゲームはADV(アドベンチャー)パートとMOVEパートに分かれています。基本的にゲームはADVパートで進行して、時々MOVEパートが挿入される、という形になります。ADVパートは、普通のアドベンチャーゲームなどと同じく文章が表示されて、時々選択肢を選ぶ、という流れです。MOVEパートは、街の全体マップが表示されて建物を選択するとそこに移動する、というタイプです。
 ゲーム時間は、2/1〜3月頭までです。1日は、基本的に朝〜学校〜放課後(MOVEパート)〜夜という風に流れます。

 ゲームシステムとは直接関係しませんが、コンフィグモードが結構凝っています。音声をONにして、ウィンドウをOFF、オートマチックをONにすると、音声のないメッセージ(主に主人公のセリフ)以外は表示せずに、メッセージ進行のボタン押し下げもなしで進行させる事も出来ます。また、曲の切り替わり時に曲名を表示する機能などもあります。同じセリフを見る事の多いゲームなのですが、高速なメッセージスキップ機能もあって親切です。

 このゲームの特徴は、やはりシナリオ構成だと思います。2/1〜2/22まではADVパートとMOVEパートによって構成されています。ここまでプレイした時点でプレイヤーは誰に想いを告げるのかを決めなければなりません。そして、2/23からは22日の夜に選んだヒロインの専用の物語が始まるのです。ここから先はほとんど選択肢もなく見ているだけですが、余計な事ができないぶん物語は盛り上がります。2/23までに、誰とも仲良くなっていなかった場合どうなるのかは知らないのですが、基本的に難易度は低めなので狙ったヒロインを集中して追いかけていれば22日までに仲良くなれなかった、ということはまずないと思います。

 全体のバランスが非常に良いゲームです。音声はフルボイスではありませんが、演じておられる声優さんはみんな上手です。ムービーはかなり綺麗な方だと思いますし、システムはストレスがたまらない設計になっています。キャラCGとかは、FX独特っぽい塗りですが、かなり丁寧な方だと思います。シナリオは、とにかく23日以降の盛り上げがうまいです。

 1プレイの時間は、長いシナリオで3〜4時間程度です。メッセージスキップを最大限利用すれば1時間程度で終わらせる事も出来ますので、ゲームに費やせる時間の少ない人にもお薦めです。

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